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高価で効果の高いナイトクリーム、副作用は奇妙な夢?
ナイトクリームは就寝前に顔に塗ることで眠っている間に効果を発揮する基礎化粧品だが、「Do Not Age with dr. brandt dream night cream」という製品の使用者から奇妙で鮮明な夢を見るようになったとの報告が続出しているそうだ(Rackedの記事、Consumeristの記事)。
このナイトクリームは50ml入りで135ドルという高価な製品だ。化粧品専門店のSephoraがサンプルを米国の顧客に提供したため、多くの人が試用したようだ。Sephoraの製品ページには21件のレビューが寄せられており、その効果が高く評価されている一方で、奇妙な夢を体験したとみられるレビューは9件にのぼる。
Dr. Brandt Skincareではテストの段階で副作用に関する報告はなかったと述べ、今回の件で成分を調査した結果、苦情に科学的な裏付けはないとの結論に達したと説明している。しかし、化粧品で使われる成分の多くは米食品医薬品局(FDA)で規制されていないのだという。
ナイトクリームと夢との相関性があるかどうかは不明だが、使用成分が影響している可能性は否定できない。たとえば、このナイトクリームにはベルガモットの成分が含まれている。ベルガモットと同じ柑橘類のグレープフルーツには薬品の副作用を強める効果があり、せき止め薬とグレープフルーツジュースを同時に服用すると幻覚を見ることもあるという。悪夢は睡眠中の幻覚とも考えられ、使用者が服用している医薬品との組み合わせで副作用が起こった可能性もあるとのこと。
また、悪夢の原因としてはストレスも挙げられており、スキンエイジングへの心配がストレスになっている可能性もある。このほか、夢に関するレビューを読んだことも原因として指摘されている。夢の多くは目覚めると忘れてしまうが、ナイトクリームと夢の関係が潜在的に記憶されることで、夢の内容から悪い部分を切り出して悪夢だと思い込んでいる可能性もあるとのことだ。 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 変なモノ | サイエンス | idle
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