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1月の3大都市圏の平均時給、31ヶ月連続増
求人情報などを取り扱うリクルートジョブズが18日、1月の首都圏、関西、東海の3つの大都市圏のパート・アルバイトの募集時平均時給を発表した。それによれば、中国の旧正月「春節」に備えて飲食店やホテルで従業員を確保する動きが続いたことなどにより、募集時平均時給は前年同月よりも19円増え、2.0%増の978円であった。前月比では8円のマイナス。こうして時給が前年同月を上回るのは2年7ヶ月連続のことであり、中国人を中心とする訪日外国人旅行客の増加を背景に人手不足傾向が続いている。
職種別に見てみると、ホテルやデパートなどの「販売・サービス系」が前年同月よりも17円増えて955円、飲食店などの「フード系」は前年同月よりも17円増えて948円、電話対応などの「事務系」は前年同月よりも30円増えて1004円であり、すべての職種が前年同月を上回った。前月比で見てみると、「販売・サービス系」は前月から15円減り、増減率は1.5%減、「製造・物流・清掃系」は前月から9円減って、増減率は0.9%減、「専門職系」は前月から8円減って、増減率は0.7%減、「事務系」は前月から5円減って、増減率は0.5%減と、6職種のうち5職種が前月を下回った。
首都圏の募集時平均時給は前年同月よりも21円増え、2.1%増の1018円であった。職種別に見てみると、「事務系」が前年同月よりも41円増え、増減率は4.1%増とすべての職種が前年同月を上回った。前月比で見てみると、「販売・サービス系」は前月から20円減り、増減率は2.0%減、「専門職系」は前月から8円減り、増減率は0.7%減、「製造・物流・清掃系」は前月より7円減り、増減率は0.7%減と、6職種のうち5職種が前月を下回った。
東海の募集時平均時給は前年同月よりも17円増え、1.9%増の920円であった。職種別に見てみると、「事務系」が前年同月よりも25円増え、増減率は2.8%増、「フード系」が前年同月よりも22円増え、増減率は2.5%増、「専門職系」は前年同月よりも22円増え、増減率は2.2%増と、6職種のうち5職種が前年同月を上回った。
関西の募集時平均時給は前年同月よりも21円増え、2.3%増の942円であった。職種別に見てみると、「専門職系」が前年同月よりも47円増え、増減率は4.3%増とすべての職種が前年同月を上回った。(編集担当:滝川幸平)
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