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ロシア語端末では動作しないAndroid向けマルウェア
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 言語設定がロシア語になっているAndroid端末上では動作しないというマルウェア「MazarBOT」が2月12日頃から出回り始めているという(CSIS、CSO、Slashdot)。
このマルウェアは情報流出を目的としたトロイの木馬で、端末にバックドアを開け、ネットバンキングアプリや電子商取引サイトのデータを盗み出すことができるとしている。端末の言語設定を判別する機能があり、ロシア語が主言語として使われているAndroid上では実行されない仕組みになっているようだ。
このトロイの木馬は、2015年11月にロシアの地下ウェブサイト上で販売されていることが確認されている。犯人とされるのはロシアのハッカーグループ「Pawn Storm」。2007年から活動しており「APT28」や「Sofacy」、「Sednit」などさまざまな名前で活動しているという。過去にはNATO加盟国の政治家や軍需産業、批評家などをターゲットにして活動したことがあるとされる。
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