FFmpeg 3.0リリース、DRMに使われるCommon Encryptionに対応

2016年2月19日 15:01

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2月15日、マルチメディアフレームワーク「FFmpeg 3.0」がリリースされた(PhoronixOSDN Magazine)。

 本バージョンでは新たにGoogle WidevineMicrosoft PlayReadyなどのUltraViolet承認DRMに使われているCommon Encryption (CENC、ISO/IEC 23001-7) MP4のエンコード/デコードに対応した。

 そのほか内蔵AACエンコーダの音質の大幅な改善 (ただしまだlibfdk_aacには劣る)、ブルーレイに使われるDTS-HDマスターオーディオに完全対応した新DCAデコーダ、音源をヘッドホン向け立体音響(バイノーラル)に変換するSOFAlizerフィルタなどが搭載された。GoPro CineForm (VC-5)のデコーダやDirac Pro (VC-2) HQプロファイルのデコーダ/エンコーダなども追加されている。

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