F-35は問題機なのか

2016年2月10日 09:55

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 第5世代戦闘機として海兵隊用のV/STOL型は既にIOC(初期作戦能力)を獲得したF-35だが、米国防省の試験評価局が2月1日に提出した報告書でF-35の開発が遅れていると判断された。

 まず射出座席だが、体重61.7〜74.8kgの操縦士しか飛行できないと制限されており、さらにその条件でも死亡率は23%の数値になるらしい(ハンギョレ)。第2に離陸前に気温が32.2度を超える状況で10分以上ウェポンベイを閉じておいたり、高度7.6キロ以下で高速飛行を行う場合、機体の温度が上がりすぎるという。第3に、燃料満タンだと3.8G以上は出せず、少なくとも45%以上の燃料タンクが空いていなければ7G以上がかかる加速/減速ができないという。燃料タンクの構造に問題があり、一定以上のGが掛かると故障する可能性があるらしい。さらに自己診断システムALIS(兵站支援情報システム)が「まったく使い物にならず」「警報の8割が誤報で」「最初から無い方がまし」という(トトメス)。

 非常に野心的な新型機であり、開発が遅れるのは仕方ない気もするが、それはさておき、そもそもF-35は想定される運用において理解されるべきだろう。F-35が2発しかウェポンベイに装備できないAIM-120 AMRAAMミサイルを改良型のF-15は14発装備できるという(乗りものニュース)。ステルス性にすぐれたF-35が前進して索敵し、ネットワークに繋がれたF-15がミサイルを打つイメージ。ちなみにF-15の耐用年数は向こう半世紀は大丈夫らしい。

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