成長が鈍化するApple、人材不足の懸念も

2016年2月2日 20:32

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先月末、Appleは2016年度第1四半期の決算報告書を公開した。2015年10~12月の売り上げを759億ドル、純利益を184億ドルと発表。いずれも過去最高益を記録している。しかし、iPhone の販売台数は期待していたほどではなく、次の決算では前年同期比でマイナスもありうるとしている。iPhoneに変わる牽引役デバイスの登場が求められるところだが、それもなかなか難しいようだ。ガーディアンはその一因にAppleの秘密主義や労働環境があるとしている。

 いくつかのシリコンバレーの人材スカウトによると、同社は才能のある若者からは注目されていない。そうした優秀な人材はFacebookやAlphabet(Google)、Uber、Airbnbなどに行くとしている。イーロン・マスクは昨年の10月にAppleは「我々が解雇した人材をAppleは雇用している」といい、Appleのことを「テスラの墓場」だとこき下ろした。Appleは厳格な秘密主義とストレスの多い社内文化、自動運転車や人工知能などの新プロジェクトもうまくいかないとすぐにエンジニアをリストラするなど、エンジニアが働くには良い環境とはいえないとしている(Slashdot)。

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