Microsoft Edge、InPrivateモードで閲覧したWebサイトの情報を保存していた

2016年1月31日 19:38

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記事提供元:スラド

Microsoft EdgeのInPrivateブラウズモードは、その名に反してプライベートではないそうだ(The Vergeの記事Softpediaの記事Neowinの記事WinBetaの記事)。

InPrivateブラウズモードに相当する機能はWebブラウザによってプライベートモードやシークレットモードなどとも呼ばれるが、いずれも履歴や入力内容、キャッシュ、Cookieなどを残さずにWebページの閲覧を可能とするものだ。しかし、Forensic Focusの調査によると、EdgeではInPrivateブラウズ時の履歴もWebCacheファイルに保存されており、InPrivateブラウズモードを示すフラグも付けられているという。

Forensic Focusが調査結果を発表したのは昨年10月のことだが、最近になってThe Vergeが取り上げたことから話題となっているようだ。The Vergeが検証したところ、InPrivateブラウズモードで閲覧したWebサイトの一部について、実際にWebCacheファイルから情報が復元できたという。MicrosoftではInPrivateタブが予期したように動作しないというリポートを最近知ったとし、できるだけ早く問題を解決すべく修正を進めているとThe Vergeにコメントしたとのことだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | YRO | インターネット | Windows | プライバシ

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