今年度12月迄の緊急発進567回、98%は中国・ロシア

2016年1月27日 10:55

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記事提供元:エコノミックニュース

 昨年4月から12月までの緊急発進回数は567回で、前年度同期に比べ177回減少したことが分かった。防衛省統合幕僚監部がまとめたところによると推計を含め、緊急発進対象国は中国機が約66%で最も多く、ロシア機が約32%、その他が約2%だった。

 統合幕僚監部は昨年4月からこれまでの特徴について「中国機への緊急発進回数は373回で、前年度同期とほぼ同じだった」という。このうち「東シナ海から太平洋への長距離飛行5件を特異な飛行として公表した」としている。

 また、ロシア機について「183回と前年度同期に比べ186回の減少になった」という。一方で「爆撃機で我が国周辺を一周する長距離飛行もあった」。

 年度の緊急発進回数の推移をみると、昭和59年度の994回をピークに平成元年度から平成13年度まで減少し続け、平成16年度には141回まで減っていたが、平成24年度(567回)から25年度(810回)、26年度(943回)と急増していた。(編集担当:森高龍二)

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