甘利大臣が説明責任果たすことに尽きる―菅義偉長官

2016年1月21日 21:24

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記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は21日、甘利明経済再生担当大臣と秘書が千葉県内の建設業者から独立行政法人都市再生機構との土地トラブルの口利きの見返りに2013年から15年にかけ、現金1200万円や飲食接待を受けていた疑いがあるとする週刊誌報道について「甘利大臣が説明責任を果たしていきたいと言っているので、それに尽きる。説明責任を果たされるのだろう」と期待した。

 菅官房長官は「この案件について、甘利大臣から取材を受けているという報告は受けていたが、その内容については聞いていない」とし「(調査が終われば)説明責任を果たすのは当然のことと思っている」と語った。

 甘利大臣は「(週刊誌の記事を読んで)今後調査し、国民に説明責任を果たす。国民から後ろ指を指されるような行動は今日までとっていない」と主張している。

 報道内容が事実なら、あっせん利得処罰法違反にあたる可能性もあるが、日本共産党の穀田恵二国対委員長は「あっせん利得の疑惑が出ること自体が問題。真相を真摯に解明し明らかにする責務がある」としたうえで「任命した総理や所属政党が知らぬ存ぜぬでは通用しない。その責任もはっきりさせる必要がある」とした。(編集担当:森高龍二)

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