関連記事
Ubuntuの利用者は10億人以上存在する?
あるAnonymous Coward 曰く、 Ubuntuの創始者であるMark Shuttleworth氏は、2011年の5月9日にブダペストで行われたUbuntuの開発者向けカンファレンスで「Ubuntuユーザを今後4年で2億人まで増やす(200 Million Ubuntu users in 4 years)」と発言して話題となった。しかし、予告した4年は近づいているが、Ubuntuユーザー数は市場全体で見ても数千万人程度だとされ、その野望を叶えることはできなかったようだ(過去記事)。
また、ValveのSteam利用者調査データによると、Linux・Steam OSのユーザー数は1%以下しかいない。ほとんどがWindowsユーザーであるという。Ubuntu Phoneユーザーの利用者も9月の段階で2万5000人とまだ少ない(Phoronix)。
しかし、こうした調査にCanonicalのDustin Kirkland氏は反論している。UbuntuはWindowsやMac OS X、Red Hat Enterprise Linux、iOS、Androidなどとは異なり、インストール時にユーザー登録を必要としない。そのため、実際には10億人規模の「利用者」がいると主張しているという。
ただ、その根拠はUbuntuのサーバを使用している動画配信サービスNetflixのユーザーや、WallmartなどUbuntuを利用するオンラインショッピングサイトなどの利用者なども含まれているようだ。利用者数としてみればそうかもしれないが、彼らがUbuntuユーザかと言われると無理があるのではないだろうか(Dustin Kirkland、Slashdot)。
スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | Ubuntu
関連ストーリー:
ユーザー数2億人の目標を掲げて4年、Ubuntuを実行するデバイスの台数は? 2015年12月23日
Amazon EC2でもっとも人気のあるOSはUbuntu 2015年09月02日
Ubuntu Phoneは技術的に可能な限り、無期限にサポートされる 2015年08月08日
「Ubuntuユーザーを2億人に」という目標は達成できなかった? 2015年05月19日
Ubuntu 15.04、コミュニティーの反応は好意的 2015年05月06日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク