Mozilla、Blink互換拡張機能API「WebExtensions」の現状と今後の計画を発表

2015年12月27日 13:42

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記事提供元:スラド

Mozillaは21日、Blink互換の拡張機能APIWebExtensions」について、開発状況と今後の計画を発表した(Mozilla Add-ons Blogの記事The Registerの記事)。

現在WebExtensionsはアルファ版の状態であり、2016年3月にリリースされるFirefox 45でAPI「alarms」「contextMenus」「pageAction」「browserAction」が完全サポートされる。さらに「bookmarks」「cookies」「extension」「i18n」「notifications」「runtime」「storage」「tabs」「webNavigation」「webRequest」「windows」といったAPIも部分的にサポートされるとのこと。

その後、Firefox 47でベータ版、Firefox 48で安定版とするべく開発を進めているという。また、Firefox 44までにaddons.mozilla.orgでのサポートが追加され、開発者が拡張機能をアップロードしてテストできるようになるとのことだ。

WebExtensionsを使用して開発されたすべての拡張機能はマルチプロセスのFirefoxと完全な互換性があり、ChromeやOperaでも動作する。ドキュメンテーション拡張機能のサンプルはMDNで公開されている。APIの互換性情報などについてはMDNの記事arewewebextensionsyet.comを参照してほしい。 スラドのコメントを読む | ITセクション | Firefox | Mozilla | デベロッパー | IT

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