仏首相曰く、公衆無線LANやTorの規制を行う計画はない

2015年12月17日 12:10

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 11月にパリで発生したテロ事件を受け、フランス政府が公衆Wi-FiやTorの規制を検討していると先日報じられた。しかし、マニュエル・バルス首相によれば、そのような計画はないそうだ(Ars TechnicaConnexionMotherboardMYTF1News)。

 報道では公衆Wi-Fiの禁止を警察が要望しているとされているが、そのような要望をバルス首相は聞いていないという。また、インターネットは自由であり、人々のコミュニケーションに重要な役割を果たし、経済効果も期待できるとしている。一方、テロリストに悪用される可能性もあるが、対策としては効果的なものである必要があるとも述べたとのこと。Torの規制についても、特に必要だとは考えていないようだ。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | 検閲 | セキュリティ | 通信 | EU | スラッシュバック | 政府

 関連ストーリー:
フランス政府、大規模テロ事件を受けてTorおよび公共Wi-Fiの規制を検討中 2015年12月11日
カーネギーメロン大学、Tor解読に協力したことを暗に認める 2015年11月24日
FBIが匿名ネットワーク「Tor」を傍受、協力者には100万ドルが支払われた模様 2015年11月16日
FBI曰く、IT企業はバックドアを用意できるようビジネスモデルを変えるべき 2015年12月17日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事