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増える管理職求人「プレイングマネージャー」に期待集まる
管理職の求人が増えている。大企業を中心に景況感が改善し、「専門性を持つ人材」の不足が深刻化しているのだ。人材紹介のエン・ジャパン(本社・東京)が、自社で運営する人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「管理職」についてアンケートを実施したところ、53%が「昨年よりも管理職求人が増えている」と回答した。(有効回答は118名)。
過半数の転職コンサルタントが「1年前に比べ、管理職求人が増えている」と答えた背景を複数回答で答えてもらった結果、最も多かったのは「組織力強化を目指したマネジメントポジション新設のため」(49%)。半数近くが答えた。次いで「新規事業立ち上げにともなう責任者募集のため」(33%)、「退職者の欠員補充のため」(26%)がトップ3となっている。転職マーケットが活況なせいか、他社に引きぬかれた人材を補充したい企業も増えている。
管理職を求める企業規模として多いのは、「従業員数50名~100名未満」(44%)や「従業員数100名以上~300名未満」(44%)などの中小企業が飛び抜けて多い。もともとの企業数自体も多いが、ベンチャー企業で管理職の求人が増加しているのは事実のようだ。
職種では「営業・マーケティング」(55%)が飛び抜けて多く、市況が好調な今のうちに営業組織を強化し売上拡大を図りたいという中小企業の思いがうかがえる。次いで「事務・管理系」(43%)、「経営・経営企画・事業企画系」(40%)。
企業が採用時、「管理職として入社する人材に期待している能力」を聞いたところ、多くの転職コンサルタントが挙げたのは「プレイヤーとして高い実績を上げる能力」(53%)と「目標達成に向けた戦略立案能力」(51%)の2点。管理職には、業績や人員を管理するだけでなく、自らが高いパフォーマンスを発揮し周囲から認められること、その上で戦略を描いて部下を引っ張っていく「プレイングマネージャー」としての役割が期待されている。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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