民間旅客機が初めて南極大陸に着陸

2015年12月6日 20:20

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記事提供元:スラド

11月26日に民間旅客機が初めて南極大陸に着陸したそうだ(ALEのニュースリリースConsumeristの記事Iceland Monitorの記事Mashableの記事Daily Mail Onlineの記事)。

チリ・プンタアレナス国際空港を出発し、ユニオングレーシャー基地に近い滑走路「ブルーアイス」へ到着したのは、アイスランディック航空のボーイング757-200ER型機。Antarctic Logistics & Expeditions(ALE)とアイスランディック航空、NAS Corporation Limitedの提携により実施されたそうだ。

現在、南極大陸への航空便ではLockheed Hercules L-382GやIlyushin IL76-TDのように、ブルーアイスへの着陸や南極の環境における使用をテスト済みの貨客混載機が使われている。ALEは通常の旅客機の可用性を検討しており、その一環として今回のフライトを実施したという。ALEでは旅客機を使用することで、より快適で安全な南極探検ツアーが実現できると考えているようだ。 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス | 交通

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