Google、アプリを試用可能な広告フォーマットを発表

2015年12月6日 20:22

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記事提供元:スラド

Googleは3日、アプリをダウンロードする前に試用できるという新たな広告フォーマットを発表した(Inside AdMobブログの記事VentureBeatの記事TNW Newsの記事Consumeristの記事)。

「Trial Run Ads」はゲームアプリをストリーミングすることで、ダウンロードしなくても最大60秒間プレイできるというもの。Googleによれば、インストールされたアプリの4分の1は一度も使われることがないという。事前の試用を可能にすることで、実際にアプリを使用したいユーザーの獲得が可能になると考えているようだ。

「Interactive Interstitial」はHTML5を使用して自由にカスタマイズ可能な広告フォーマットで、動的にデータを読み込むこともできる。アプリの機能を一部を広告に組み込むことで、ゲーム以外のアプリでも事前にユーザーが体験することが可能になるとのこと。

現在のところ、Trial Run AdsはAndroidアプリ上のみ、Interactive InterstitialはAndroidおよびiOSアプリ上で表示される。いずれもベータ版として一部の広告主に限定で提供されているという。広告主はユーザーが広告上のインストールボタンをクリックしたときだけ広告料を支払えばよいとのことだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | モバイル | Google | ソフトウェア | 広告 | ゲーム | IT

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