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限定車攻勢で好調な新車販売、ルノー・ジャポン……今年最後の限定車「カングー」に
2015年最後の発表となった限定車「ルノー・カングー アクティフ・ペイザージュ」、3色の特別色に塗られ、それぞれ90台の限定販売となる。12月3日から受注開始、納車は1月14日から[写真拡大]
2015年(暦年)の日本国内の新車(乗用車、登録車および軽自動車合計)販売は前年実績を割り込むことが確実になった。2015年1月-10月累計の新型車販売台数は、乗用車、登録車および軽自動車合計で428万8157台(前年比91.0%)にとどまる。同じ期間の輸入車(乗用車)の販売は、何とか前年実績を維持する23万3912台(同100.9%)となった。
こうしたなかで、日本市場向けに矢継ぎ早に“特別限定車”を投入してきた仏ルノーの新車販売が堅調だ。上記期間、ルノー車の販売実績は4316台(同112.3%)で、輸入車ブランド別ランキングで13位に位置する。
そのルノー・ジャポンが今年最後の限定車を発表した。欧州でLUDOSPACE(ルドスパス/遊びの空間)と呼ばれて親しまれているルノー・カングーにとって本年4台目となる“特別な色”と“装備”を持った「ルノー・カングー アクティフ・ペイザージュ」だ。
カングーはルノー・ジャポンにとってブランドを支える屋台骨ともいえるモデルで、2013年にルーテシアが新型にスイッチするまで、日本で最も売れるルノー車だった。今年も1000台以上の販売となり、そのうち今年投入した特別限定車が3割を超えるという。
今回の限定車に冠された「ペイザージュ」は、フランス語で風景の意で、この「ペイザージュ」カングーは、フランスの風景をテーマとするボディカラーの限定車。今回は、フランス北西部の大西洋に面したブルターニュ地方の海沿いの風景をイメージした3色のボディカラーを纏う。
ブルターニュ地方は、特産品の蕎麦粉とその蕎麦粉でつくるクレープ「ガレット」で日本でも有名。その海岸線には、紫色の花を咲かせるツツジ科の低木 ブリュイエール(和名:ギョウリュウモドキ)が一面に自生し、そこから望む海岸線には、砂浜と明るい緑色に輝く浅い海が広がる。浅い海の沖合は深さを一気に増し、海の色は濃い青へと変化。「ルノー・カングー アクティフ・ペイザージュ」は、このブリュイエールの紫、海岸に広がる浅い海の明るい緑、そしてその浅い海から続く深い海の濃い青の3色をボディカラーとした。
カングー「ZEN」グレードに装備するトリミングのアクセントが効いたシートに、グレード「アクティフ」のシックな内装を組み合わせ、専用のフロントバンパーとシルバーのミラーを装着する。限定台数は各色90台で、計270台。オートマティックトランスミッションだけの設定で、価格は220.9万円。(編集担当:吉田恒)
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