歌舞伎柄の三陽商会「100年コート」 日本橋三越できょうから先行販売

2015年12月2日 18:58

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記事提供元:アパレルウェブ

 三陽商会はきょう2日から8日まで、同社の主力コートを販売するサンヨー・コートフェアを三越日本橋店で開催。歌舞伎の衣装に使われる柄“翁格子”から着想を得た“三陽格子”を使用した「100年コート」を数量限定で先行販売する。


 “三陽格子”を使った「100年コート」は、今年9月19日に開業した三陽銀座タワー(東京・銀座)の開業時に発表。受注販売終了後の問い合わせが多数寄せられたことから、2016年1月の発売を決めた。きょうオープンした特設会場は、舞台や花道、客席など歌舞伎をイメージした演出を施し、舞台中央部には、歌舞伎俳優・松本幸四郎氏が「勧進帳」で着用した衣装を展示した。5日には、松本幸四郎氏へのコート贈呈式を同会場で行い、松本氏本人も出席する予定だ。


 「100年コート」は、2013年の創業70周年を記念し、日本の匠の技術にこだわり製作したもので、2015年には純国産表示制度・J∞QUALITY商品認証の第1号を取得した。2014年からは、サックスフィフスアベニュー(米)やハドソンベイ(カナダ)など百貨店をメインに北米での販売も開始(現在メンズのみ)。また三陽銀座タワー(東京・銀座)では現在、100年コートを購入する人の約4割が来訪外国人だといい、日本のものづくりを軸にした販路拡大を進める。

フェア終了後の9日から、三陽銀座タワーでも限定販売する。(編集部)

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