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若手の6割「仕事しすぎて燃え尽きた」管理職より高く
若手の6割「仕事しすぎて燃え尽きた」管理職より高く 「燃え尽き症候群」という言葉があるが、実際に経験した人は多いようだ[写真拡大]
若手の6割「仕事しすぎて燃え尽きた」管理職より高く 「燃え尽き症候群」という言葉があるが、実際に経験した人は多いようだ。それも若手の方が、管理職層よりもやや傾向が強いらしい。
メディケア生命保険の「若手と管理職の意識調査」によると、この1年で「頑張りすぎて急に意欲が湧かなくなる」ことが「あった」割合は若手で63%、管理職で57.8%だった。若手の方が5.2ポイント高い。また、「仕事の人間関係に嫌気を感じる」ことが「あった」割合は若手で76.2%、管理職で78.6%だった。若手は頑張りすぎ、管理職は仕事の人間関係で精神的な疲れを感じる傾向にあるのかもしれない。
調査は今年8月、20~29歳で役職をもたない会社員・公務員(=若手)500人と、30歳以上で課長クラス以上の役職をもつ会社員・公務員(=管理職)500人、合計1000人の有効サンプルを集計した。
直近1年で「仕事が楽しいと感じることがあったか」聞いたところ、若手では「よくあった」が12.8%、「たまにあった」が55.8%で、「楽しいと感じる」は合計68.6%だった。一方、管理職では「あった」が76.4%。若手・管理職の双方とも、仕事を楽しいと感じたことがある方が多数派だが、若手の方が「楽しい」と感じた割合が約8ポイント低い。 またこの1年で、「会社をずる休みしたい気持ちになったことがあった」割合は若手で58.6%、管理職で53.4%と、それぞれ半数を超えた。こちらもやや、若手の割合が高かった。
仕事で疲れたとき、ビジネスパーソンたちは休日にどのような「リフレッシュ」を行っているのか。若手では「睡眠」が49.6%で最も高く、次いで「買い物」が39.4%、「音楽鑑賞」が24.2%、「映画・DVD鑑賞」が23.2%、「ネット動画鑑賞(YouTubeなど)」と「友達と過ごす」がともに23%だった。一方、管理職では、年齢と共に婚姻率も上がるのか「家族と過ごす」(33.6%)や「睡眠(寝だめ)」(32.2%)が3割強、次いで2割台で「スポーツ・運動」(27%)や「お酒・飲み会」(24.8%)、「映画・DVD鑑賞」(21.8%)、「ドライブ」(20.4%)などとなっている。
若手は睡眠や音楽・映画・DVD鑑賞、ネットやゲームなど、体力を使わずにすむ「エンタメ・娯楽系」のリフレッシュ法が上位を占めるのに対し、管理職では「スポーツ・運動」「ドライブ」「温泉」など、エネルギーや金銭を消費するようなレジャーが人気のようだ。(編集担当:北条かや)
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