Windows 10のアンチウイルスソフトウェア、高評価なのは?

2015年11月28日 20:39

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記事提供元:スラド

ドイツの独立系ITセキュリティ研究機関 AV-TESTが、Windows 10上でのアンチウイルスソフトウェアのテスト結果を初めて公開している(Test antivirus software for Windows 10Softpediaの記事)。

AV-TESTではテスト時点で最新版のアンチウイルスソフトウェアおよびパターンファイルを使用。ゼロデイ攻撃からの保護能力とマルウェア検出率をテストする「Protection」、実行時の速度低下をテストする「Performance」、誤検出数をテストする「Usability」の3項目について各6点、計18点満点で評価を行う。認定証を獲得するには合計11点以上が必要だ。

満点の18点を獲得したのはAvira Antivirus Pro 2015、Bitdefender Internet Security 2015/2016、Kaspersky Internet Security 2016、Norton Security 2015の4本。これに17.5点のF-Secure Internet Security 2015とTrend Micro Internet Security 2016、17点のMcAfee Internet Security 2015、16.5点のAhnLab V3 Internet Security 9.0とAVG Internet Security 2015/2016が続く。

ベースラインとなるMicrosoft Windows Defender 4.8のスコアは14点。Comodo Internet Security Premium 8.2とG Data Internet Security 2015、K7 Total Security 15.1が同点で並んでいる。4本の中で最もProtectionのスコアが高いのはG Dataで5点だが、Performanceのスコアは最も低い3点となっている。

14点未満の製品はThreatTrack VIPRE Internet Security 2015/2016(13点)とQuick Heal Total Security 16.0(12.5点)の2本のみ。いずれもAV-TESTの認定証は獲得している。スラドの皆さんが使用しているアンチウイルスソフトウェアの評価はどうだっただろうか。 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | Windows

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