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Microsoft、Azure上でEthereum開発環境を提供
あるAnonymous Coward 曰く、 Microsoftは、ベンチャー企業ConsenSysと提携し、Azure上のEthereum開発環境、すなわちEthereum Blockchain as a Service(EBaaS)を提供することを発表した(Microsoft Azure Blog、ZDNet Japan)。
Ethereumはスラドでも以前取り上げられたことがあるが、分散型アプリケーションやスマートコントラクトを実現するソフトウェアである。ブロックチェーン上でチューリングマシンを実装していて、特定のサーバーに依存せずにプログラムを実行、その結果を共有することが出来る。またConsenSysは、このEthereumプロジェクトのメンバーが創設した企業である。
今回MicrosoftとConsenSysが第一弾として提供するのは、統合開発環境であるEther.Campと、プライベート・セミプライベートなEthereum環境BlockApps。Ethereumのプログラムをブロックチェーン上で実行するには仮想通貨Etherを支払う必要があるのだが(これはマイニングを通じて各参加者に分配される)、このBlockApps上でならばそれを気にせず、テストや試作が行えるというわけだ。ロイターの報道によれば、既に4社の金融大手がこのサービスを利用開始しているという。
ブロックチェーン技術と金融業界といえば、NASDAQのLinqもつい先日発表されたばかりである。これからいろいろと盛り上がっていきそうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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