ヤマト運輸、日本郵便に対する「優遇」に対し意見広告を出す

2015年11月13日 15:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ヤマト運輸が日本郵便に対するさまざまな優遇は不当であるとして、11月12日に全国54紙に意見広告を掲載したとのこと(ヤマト運輸の発表)。

 ヤマト運輸が問題視しているのは、日本郵便に対する税的な優遇や交通規制の免除、通関、船舶や航空機での郵便物の扱いにおける優遇など。ユニバーサルサービスとして郵便業務は必要であり、それに対して最小限の優遇措置を講じるのはやむを得ないとしつつ、現在日本郵便は「郵便業務等」「銀行窓口業務等」「保険窓口業務等」の各事業においてすべて黒字であり、全体でも黒字となっている点を挙げ、『現在、黒字である「郵便業務」に、なぜ税制優遇が必要なのでしょうか』と問いかけている。

 また、日本郵便がユニバーサルサービスには該当しない「ゆうパック」(宅配便貨物)などの事業も行っていることについて、これらにもユニバーサルサービス維持のための優遇が計られているとし、公平・公正な条件での競争が行われていないとしている。

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