Appleのソフトウェアをハッキングする動画を視聴できるアプリ、Appleに却下される

2015年11月4日 22:15

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 欧州最大のハッカーグループ、Chaos Computer Club(CCC)では彼らが主催するカンファレンスの動画やレクチャー動画など、さまざまな動画コンテンツをWebサイトCCC-TVで公開している。このCCC-TVのコンテンツをApple TVで視聴するためのアプリ「CCC-TV」をCCC Frankfurt(CCC FFM)のメンバーが作成してApp Storeで公開しようとしたところ、開発者規約に違反するとして却下されたそうだ(Peter Shaw's unthoughted blogRegisterNetwork WorldCult of Mac)。

 却下理由はAppleのソフトウェアをハッキングするコンテンツが含まれており、開発者規約(PDF)の3.2(e)に違反するというもの。レビュープロセスでは以下の8コンテンツが問題視されていたとのこと。

 Hardware attacks: hacking chips on the (very) cheap  
 Bluetooth Hacking — The State of The Art  
 Hacking Medical Devices  
 Gamehacking & Reverse Engineering  
 Crypto-Hacking Export restrictions  
 Jailbreak: eine Einführung  
 Social Engineering und Industriespionage  
 $kernel->infect(): Creating a cryptovirus for Symfony2 apps  ただし、これらのコンテンツはCCC-TV WebサイトおよびYouTubeで公開されており、CCC-TVアプリを使用しなくてもApple TVで視聴できる。また、CCC-TVアプリのソースコードはGitHubで公開されている。

 スラドのコメントを読む | アップルセクション | テレビ | セキュリティ | ソフトウェア | ハードウェアハック | アップル | デベロッパー

 関連ストーリー:
Appleは最も脆弱性の多いソフトウェアベンダーであるという指摘 2015年10月29日
Apple、個人情報を盗むアプリを大量削除 2015年10月22日
iFixit、開発者向けApple TVを分解したせいでiOSアプリを削除される 2015年10月01日
「端末を破壊する可能性がある」というゲームアプリ「S.M.T.H.」、Appleはリジェクト 2013年08月08日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事