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GM、発火の可能性があるとして一部の車種を建物内に駐車しないよう求める
headless 曰く、 GMでは古いセダンおよびクーペ140万台で発火の可能性があるとしてリコールの計画を明らかにしているが、リコールに先立って対象車をガレージなど建物内に駐車しないように注意喚起しているそうだ(Consumerist、The Detroit News、CNNMoney、ABC News)。
リコール対象は1997年式から2004年式までの3.8リッターV6エンジン搭載モデル。ブレーキを強くかけることで古くなったバルブカバーとバルブカバーのガスケットからしみ出したオイルがエキゾーストマニホールドに落ち、発火の可能性がある。2005年式からはガスケットの素材が変更されており、発火の可能性はないという。
これまでに報告された1,300件以上の発火のうち、多くはエンジンを切ってから発生しており、およそ85%が誰も乗っていない状態での発火だという。今回の問題は自動車の安全性には影響しないものの、駐車中に発火する可能性があるということで、建物内の駐車を避けることを推奨しているようだ。
対象車種は1997~2004年式Pontiac Grand Prix、2000~2004年式Chevrolet Impala、1998~1999年式Chevrolet Lumina、1998~2004年式Chevrolet Monte Carlo、1998~1999年式Oldsmobile Intrigue、1997~2004年式Buick Regalで、米国内で120万台、全世界で計140万台が販売されている。これらは2008年と2009年にも同じ問題でリコールが実施されたが、修理後も発火が報告されていたとのことだ。
米国では昨年640万台がリコールされ、史上最多のリコール台数を更新しているが、今年は2か月を残して既に410万台がリコールされており、史上2番目にリコール台数が多い年になっているそうだ。
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