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NTPで新たな脆弱性が発見される、不正な時刻源と同期される可能性
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 時刻を同期するために広く利用されているNetwork Time Protocol(NTP)に新たな脆弱性「CVE-2015-7871が発見された(ZDNet、ITmedia、NETWORKWORLD、Slashdot)。
特定の暗号化されたNAKパケットを送りつけることで認証をバイパスできるというものだそうで(Red Hat Bugzilla)、これにより不正な時刻源に時刻を同期させることができてしまうという。なお、この問題を修正したntpの新版「ntp-4.2.8p4」がすでにリリースされている。
時刻を不正に操作することで、失効したパスワードやアカウントで認証できるようにしたり、TLSクライアントが失効した証明書を受け入れるようにしたり(逆に、有効なはずのものを拒むようにしたり)、証明書ピニングやHTTPSなどの現行のセキュリティ構造を回避したりする悪用例が考えられるという。
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