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日本人学生3人がNYコレ参加へ パルコ&バンタン「第3回アジアファッションコレクション」日本最終予選開催
(下段左から)日本最終予選で受賞した相馬慎平さん、星拓真さん、熊谷渓さん。(上段左から)アジア各国の機構の推薦によりすでにNY行きを決めている「チョンペペ」のイム・オリョンさん(韓国)、「エイ・クライプシス」のイーホン・チャン&ジーチン・シンさん(台湾)もコレクションを披露した。
パルコとバンタンが共同で若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト「第3回アジアファッションコレクション」の日本最終予選が18日都内で開かれ、バンタンデザイン研究所の星拓真さんら3人が受賞した。受賞者は、来年2月に米国NYで開かれるファッションウィークでのコレクション発表や、日本を含むアジアでの販売や受注を目的とした事業化支援プログラムへの参加など、ブランド独立に向けた様々なビジネスチャンスを手に入れることができる。
アジアのファッション産業発展を目指した同プロジェクトは、アジア各国機構(コリアファッションアソシエーション、台湾テキスタイルフェデレーション、香港貿易発展局)とも連携し、日本をはじめアジア各国から若手デザイナーを選出している。日本での予選は、今回から、2年以上ファッションの専門スキルを学んでいる学生であれば、バンタンデザイン研究所の学生以外でも応募ができるよう門戸を開放。二次審査を通過したバンタンデザイン研究所の6人、文化服装学院、文化ファッション大学院大学4人の計10人のデザイナーが、前日のプレゼンテーション審査を経て、ランウェイショー形式の最終審査に臨んだ。
優勝したのは、「シンペイソウマ」の相馬慎平さん(バンタンデザイン研究所)、「ケイクマタニ」の熊谷渓さん(同)、「ゾクゾクビ」の星拓真さん(同)の3人。星拓真さんは、前年に続き2年連続の受賞となった。3人は、2016年2月に米国NYで行われるメルセデスベンツファッションウィークNYでの公式ランウェイに、アジア各国のデザイナーとともに参加。東京・代官山のアトリエ使用権や、有力バイヤー&メディアへのプレゼンテーション機会を取得できるほか、生地調達や営業方法などの実践的スキルが学べるバンタンのブランド事業化支援プログラム「X-SEED」も無償で受けることができる。さらに今回は、パルコが行うクラウドファンディングにも参加、ブランド運営のための資金調達にも挑戦する。
石川広己バンタン代表取締役専務は、「ビジネスとして成功するには、クリエーションだけでなく、プレゼンテーション力が重要になる」とコメント。「商品の価格決めから生地調達、ターゲットといった細かい視点から受賞者を選出したが、NYでのコレクション発表までには、さらに高いレベルを要求されることになる。ここからがスタートだ」と受賞者たちにエールを送った。
「ケイクマタニ」(熊谷渓デザイナー)
「シンペイソウマ」(相馬慎平デザイナー)
「ゾクゾクビ」(星拓真デザイナー)
■アジアファッションコレクション
http://asiafashioncollection.com
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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