米国で電気自動車の普及を推奨するも、充電ステーションは不足でケンカも発生?

2015年10月16日 08:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米カリフォルニア州では、今後数十年でCO2排出量を大幅に削減するという野心的な目標を立てた。そのために州を挙げて電気自動車の普及を推奨している。しかし、電気自動車の普及には大きな課題がある。それは、電気自動車の充電スポットが不足していることだ。今では電気自動車オーナーの間で「電気を拝借できる駐車場リスト」などの闇リストが出回っている状態であるそうだ(The New York TimesSan Jose Mercury NewsSan Jose Mercury NewsSlashdot)。

 このことは予想以上に大きな課題になりつつある。電気自動車オーナーが勤め先などでバッテリーを充電しているのを見て、他の社員がやっかんでコンセントを抜いてしまう例もあるという。ソフトウェア会社SAPは、2010年に電気自動車ユーザー向けのコンセントを16個設置した。しかし、現在では電気自動車のオーナーが増え、コンセント数が圧倒的に不足。充電の終わった車のオーナーを呼び出して移動させるようなケンカじみた事態も発生しているようだ。

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