10式戦車にワイン入りワイングラスを乗せて操作するデモ

2015年10月15日 10:24

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 自衛隊武器学校・土浦駐屯地開設63周年記念行事で、10式戦車の砲身横にワインを入れたワイングラスを設置した状態で車体姿勢変更などを行うデモが公開された(YouTube)。

 動画では主砲身のたわみを検出するためのものと思われる砲先端右横の光学センサー機構カバー上に、ワインを4分の1ほど注いだワイングラス2個を置いたうえ、長距離照準自動追尾を働かせ、油気圧走行懸架機構による前後左右への車体姿勢変更と左90度の超信地旋回、車体姿勢変更とそこからの復帰を行い、その間ワイングラスが落ちない・倒れない・零れない演技を成功させている。

 現状の主力戦車=MBTは、その主砲をいかに運搬し敵装甲車両に指向砲撃するかが、事実上の存在意義である。自衛隊の装備する最新MBTは「10式戦車」(三菱重工業製)であり、その主砲44口径120mm滑腔砲(日本製鋼所製)の「行進射撃」や「スラローム射撃」を可能にする、高度な砲安定機構を有する。

 今年の富士総合火力演習では10式戦車の履帯が外れてその信頼性に土を付けたが、幾分なりとも回復できたのではないだろうか。

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