チュチュアンナ、大人向けソックス「レディライン」が絶好調

2015年10月14日 08:41

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記事提供元:アパレルウェブ


チュチュアンナの店舗。「レディライン」は、壁面に掛けて陳列する通常のラインとは異なり、商品点数を減らし、平置きにすることで重厚感を演出。スタイリング例なども紹介し、商品の魅力をより深く伝えている。

 靴下・インナーの企画・販売を行うチュチュアンナ(本社:大阪、上田利昭社長)は8月、大人の女性が仕事でもプライベートでも履けるように開発したソックスシリーズ「レディライン」を発売。約1カ月間(発売日8月18日~9月20日)の売上高が、売り上げ計画の2・3倍の数値を示すなど絶好調だという。

 
 「レディライン」は、パンプスやヒール靴に靴下をコーディネートする昨今のトレンドを受け開発したもので、薄手でシンプルなデザインが特徴。シルク混の無地タイプや、霜降りカラーの細めリブなどを中心に、立上がり当初から順調に売れ行きを伸ばしている。

 “エフォートレスファッション”(力まず抜け感のあるファッション)が2015年のトレンドとして台頭し、靴下を取り入れたスタイルが抵抗なく受け入れられているため、と靴下人気の理由を分析する。「レディライン」ではさらに、細番手の糸を使用したり、口ゴム部のリブを通常より長めに採るなど、カジュアル感が出やすい靴下に、エレガントさが出るような工夫を施すことで、大人の女性たちの潜在需要を引き出した。

 店頭では、「中心顧客である10代後半~20代前半の客に加え、30代以上の女性たちが靴下を手に取る姿が目立つようになった」(同)という。実際、クルーソックスを購入するキャリア女性たちの客数は、パンティストッキングやタイツが需要の中心だった2年前と比べて約1・8倍に伸びた(同社調べ。2012年9月~2013年8月と2014年9月~2015年8月を比較)。

 今後も、キャリア女性に向けた靴下需要がさらに高まると予想しており、来シーズンは、「レディライン」のラインナップを現在の約1・6倍となる80品番に増やす予定だ。


パンプスにクルーソックスを合わせるスタイリングは、街でも浸透。「レディライン」は、大人でも取り入れやすいよう、薄手素材や細めのリブを採用している。

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