FCC、無線LANルーターのファームウェア更新規制を検討

2015年10月14日 08:43

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 無線LANルーターなどが攻撃を受けてマルウェアに感染したり、乗っ取られるという事件が頻発しているなか、米連邦通信委員会(FCC)が無線LANルーターに対し、無線経由でのファームウェア更新を禁止するという新たな規制を提案していたそうだ。また、ファームウェアのオープンソース化の禁止なども検討されているという(HACKADAYArmed and DangerousSlashdot)。

 これに対し、オープンソース活動で知られるエリック・レイモンド氏は、ルータと無線アクセスポイントの現状は、いつ国家安全保障に影響しても不思議ではないことに同意しつつも、ファームウェアのロックダウンを行うのは悪手だと主張している。

 氏は大失敗を回避する唯一の方法があるとすれば、誰もが内容を検証できるファームウェアのオープンソース化だと主張している。また、オープンソースの成果は、インターネットの普遍性とLinuxオペレーティングシステムによって実証されているとのこと。

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