Windows 10への無料アップグレード通知を表示する更新プログラムなどが再リリースされる

2015年10月12日 10:55

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記事提供元:スラド

Windows 7/8.1でWindows 10への無料アップグレード通知を表示するKB3035583など、複数の更新プログラムが再リリースされたようだ(InfoWorldの記事Softpediaの記事)。

再リリースされたのはKB3035583のほか、Windows 7用のKB2952664KB2977759、Windows 8/8.1用のKB2976978で、いずれも「互換性更新プログラム」となっている。

ただし、InfoWorldによるとKB2952664はカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)のテレメトリータスクを追加し、タスクはCEIP参加の有無を問わずWindows 7の起動時に毎回実行されるという。KB2977759とKB2976978もCEIP参加者向けの更新プログラムで、最新のWindowsオペレーティングシステムをインストールした場合に互換性の問題が発生するかどうかを診断するものとなっている。

これら3本の更新プログラムは繰り返し再リリースされているが、理由については説明されていない。なお、9月に「Microsoft、Windows 7/8.1でもユーザーからのデータ収集を強化?」として話題になった更新プログラムもCEIP関連だが、今回の更新プログラムとは別のものだ。

このほか、新規にWindows 7用のWindows Updateクライアント(KB3083710)とWindows 8.1用のWindows Updateクライアント(KB3083711)もリリースされている。

重要度についてはKB3035583のみ推奨で、ほかの5本は「オプション」となっている。ただし、KB3035583が「重要」と表示されたという報告もあるそうだ。また、当初はオプションとして公開された更新プログラムが月例更新の際に推奨または重要に変わることもあるようなので、事前にチェックしておくといいだろう。 スラドのコメントを読む | ITセクション | アップグレード | Windows | IT | プライバシ

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