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三陽商会の高級紳士靴「三陽山長」がトータルブランドに刷新 東京・銀座店をリニューアル
三陽商会は、高級紳士靴ブランド「三陽山長」を衣料品を含めたトータルブランドに刷新。きょう10月2日、東京・銀座の旗艦店をリニューアルオープンした。
38坪(128平方m)の店舗中央部には靴を並べるための円形の什器を設置。新ブランドコンセプトである“靴から始まるスタイリング”を体現できるよう、ぐるりと靴に囲まれながらスタイリングが楽しめる空間を演出した。店舗デザインは、日本の伝統職人による匠の技や、メイド・イン・ジャパンへのこだわりを表現するため、能の舞台をモチーフにした。
ウエアの商品構成は全体の約3割。スーツやジャケット、コートなどは、ストレートチップ型の主力モデル「友二郎」が美しく見えるデザインやパターンを採用。中心価格(税抜き)は、背広15万円、ネクタイ・マフラー1万6,000円、ワイシャツ・洋品2万5,000円、靴6万8,000円、鞄30万円、革小物2万5,000円。高級クリーニングや、オリジナルハンガー販売など、靴事業で行っているメンテナンスサービスを衣料品でも取り入れる。
リニューアル後の初年度売上高は、前年比50%増の1・5億円を計画する。トータルブランド化によって訴求力が高まることを期待しており、靴のみの売り上げも、「20%増を目指す」(同社)。今後の出店については、「靴を起点としているブランド。衣料品単体での出店オファーもいただているが、あくまでトータルブランドとして提案する」(同)という。
「三陽山長」は、日本の伝統職人による「和」をベースにした高級靴ブランドとして、2001年にスタート。2015秋から、ウエアを加えたトータルブランドに刷新し、新規顧客の開拓を図る。
■三陽山長 銀座店
東京都中央区銀座2-4-6 銀座Velvia館2F
店舗中央には、靴をディスプレイする円形の什器を置いた。
ジャケットの裏地には、ブランドロゴをモチーフにした柄を使った。
オリジナルのチェック柄。
ジャケットのボタンは、消臭効果などを持つ備長炭を内蔵した。
(アパレルウェブ編集部)
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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