「人為的な要因による地球温暖化」の兆候は20世紀半ばから出ていた?

2015年10月1日 14:28

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米国科学アカデミー(NAS)は1958年、米国政府に対して人為的な要因により地球温暖化が進む兆候「Anthropogenic Global Warming(AGW)」が出ていると警告を行っていたという。同年にFrank Capra氏によって作られた教育ドキュメンタリー「The Unchained Goddess」でも、人工気候変動の危険性について取り上げられていたこともあるそうだ。メルボルン大学の最新の研究では、地球温暖化の兆候が20世紀半ばから出ていたことが分かってきたという(The ConversationOpenCultureSlashdot)。

 この研究では、最先端の気候モデルを用いてシミュレートし、人為的な気候変動の兆候がいつ頃から見られたかを調査したもの。シミュレートで判明したもっとも古い兆候は1960年代半ばに熱帯地方に現れたいたようだ。気候モデルによると、平均気温への影響は1940年代のアフリカの一部の地域や北オーストラリアの太平洋諸国で現れていることが分かったとしている。

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