ヤフー、今すぐ入れる飲食店がわかる「空席レーダー」アプリを提供開始

2015年9月29日 22:31

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「空席レーダー」の「空席のある店検索画面(左)」「空席のある店の表示画面(中)」「自動音声電話システム起動時(右)」の画面イメージ(写真:ヤフー発表資料より)

「空席レーダー」の「空席のある店検索画面(左)」「空席のある店の表示画面(中)」「自動音声電話システム起動時(右)」の画面イメージ(写真:ヤフー発表資料より)[写真拡大]

 ヤフーは29日、同社が運営するグルメ予約サービス「Yahoo!予約 飲食店」から、空席のある飲食店が地図上でわかり、ネット予約ができる「空席レーダー」を無料アプリとして提供開始した。急な飲み会や二次会予約におすすめという。

 インターネット上で即時に予約が完結するリアルタイム型のネット予約は、ユーザーにとって便利で身近なサービスとして成長を続けている。しかし、飲食店は確認不足によるダブルブッキングを防ぐために、ネットからの予約は数日前~数時間前までに締め切ってしまうのが一般的だった。

 そのため、一次会の流れで開催が決まる二次会、あるいは今から飲みに行こうと突発的に決まる飲み会などの場合、ネット上で今すぐ入れる近くの飲食店を探すことが難しいという問題があった。そこで同社は、「Yahoo!予約 飲食店」アプリで、今現在、空席のある飲食店を地図上で確認でき、ネットから予約がすぐできる「空席レーダー機能」を開発し公開した。

 地図上に表示される飲食店の空席データはリアルタイムで更新されるので、いつでも最新の空席データを確認できる。さらに、店によっては、万が一のダブルブッキング防止のため、アプリから自動で音声電話をかけるシステムとした。最短90秒(最長5分程度)で飲食店へ予約確認がとれ、プッシュ通知でその回答が通知される。

 「空席レーダー」機能では、現在地以外の場所や、今の時間だけでなく時間をずらして空いている飲食店を探せる。さらに、日時や人数、飲食店ジャンル、予算などの希望条件を指定して空いている店の表示を絞り込むこともできる。機能公開時は「Yahoo!予約 飲食店」掲載店のうち、2,500~3,000の飲食店で自動音声電話システムが展開される。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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