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リリース後2日で開発者が公開を中止したiOS 9の広告ブロック拡張機能、Appleが購入者全員に返金
headless 曰く、 リリースからわずか2日で開発者が公開を中止したiOS 9のSafari向け広告拡張機能「Peace」について、Appleが購入者全員への返金を決めたそうだ(Marco.org、The Register、TNW News)。
iOS 9のSafariではコンテンツブロック拡張機能が利用できることになったことから、複数の広告ブロック拡張機能がApp Storeで有料アプリランキング上位に入っている。中でもPeaceは人気が高く、リリース初日から有料アプリランキング1位となっていた。しかし、広告ブロックが効きすぎたため、広告によるサポートを必要とするコンテンツへの影響を懸念した作者のMarco Arment氏が公開終了を決定。購入者に返金手続きを行うように勧めていた。
Peaceの価格は2.99ドル。売り上げは10万ドルを超えていたとみられ、3万人以上が購入したことになる。通常の手続きで返金が認められたユーザーは13,000人以上とのことだが、半数以上のユーザーが返金されないままとなっていた。
Arment氏はAppleに勤める友人に購入者全員への返金が可能かどうか相談していたが、特例は認められないだろうとの結論に達していた。ところが、21日になってAppleから購入者全員への返金を行うとの通知が届いたという。購入者にはAppleからメールで通知され、返金手続き完了までには数日を要する。Appleによるこのような対応は、きわめて異例とのことだ。
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