米テキサス州の高校生、自作デジタル時計を爆弾と誤解されて逮捕される

2015年9月20日 23:42

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記事提供元:スラド

米国・テキサス州アービングで、MacArthur High Schoolの新入生が自作のデジタル時計を学校に持って行ったところ、爆弾と誤解されて逮捕されてしまったそうだ(Dallas Morning Newsの記事Ars Technicaの記事[1][2]Yahoo! News — Good Morning America)。

この新入生、Ahmed Mohamed君は電子工作が趣味。中学校ではロボットクラブに入っていたが、高校でも同じような活動をしたいと思っていたという。そこで、自作した時計を学校に持って行って技術科の教師に見せたが反応はいまひとつで、「人に見せない方がいい」とアドバイスされただけだったとのこと。

その後、時計をバッグに入れたまま授業を受けていたが、英語の授業中にアラームが鳴ったため取り出したところ、爆弾と誤解した教師が警察に通報してしまう。Ahmed君は時計であると説明し、爆発物などが含まれないことも確認されたが、警察はAhmed君が模造爆弾を持っていたとして逮捕。他の生徒の前で手錠をかけて連行されることになる。いったん少年矯正施設に収容後釈放されたAhmed君は、3日間の停学処分となった。

結局、Ahmed君は何の罪にも問われないことになったが、この件が報じられるとソーシャルメディアでバラク・オバマ大統領やマーク・ザッカーバーグ氏やヒラリー・クリントン氏などの著名人をはじめとして支援の声が多く寄せられる。中でもオバマ大統領はAhmed君の時計をほめ、ホワイトハウスに招待している。

警察では時計が非常に疑わしく思われたとし、偏見による逮捕を否定しているが、Ahmed君はまるでテロリストのように扱われたと話している。イスラム教徒であることを理由に不当な扱いを受けたとの見方も強い。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 犯罪 | ハードウェア | 教育 | ハードウェアハック | アメリカ合衆国

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