Foxconnの生産ライン、近い将来のうちは完全ロボット化されることはない

2015年9月18日 16:54

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記事提供元:スラド

headless 曰く、  組み立て作業用ロボット「Foxbot」の導入を進めるFoxconnだが、近い将来に生産ラインが完全にロボット化されることはないとの考えを示しているそうだ(Nikkei Asian ReviewNeowin)。

 駆動系などの重要な部品を除き、FoxconnではFoxbotの開発・製造をすべて自社で行っている。Foxconnではソフトバンクの「Pepper」の製造も行っているが、Foxbotはヒューマノイドではなくロボットアームだ。

 現在、一部の生産ラインは完全に自動化されているが、大半はロボットと人の手による作業を組み合わせた生産ラインとなっている。たとえば、iPhoneの生産ラインでは多くのFoxbotが作業を行っているものの、最終の組み立て工程は複雑なため、人の手で作業する必要があるという。複数のアナリストはロボットが人間に及ばない部分として、外見による製品の仕上がりを認識する能力を挙げている。

 また、インド政府などは国外企業の誘致を進めているが、政府が期待しているのは雇用の創出であり、ロボットの導入ではない。そのため、技術的には可能となっても、Foxconnでは完全な自動化への移行は当面考えていないとのことだ。

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