Debian、CD ISOイメージの新規作成を終了へ

2015年9月17日 15:33

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 Debianが次期版であるDebian 9.0(Strech)以降、インストールなどに使われるCDイメージを用意しないことを決めたという(Steve McIntyre氏によるdebian-debel-announce MLへの投稿)。理由としては、利用しているユーザーが少なくなっていること、全パッケージにアクセスできるようにするには大量のCDが必要になることが挙げられている(Phoronix)。今までCDの1枚目にはデスクトップ環境などが収録され、それだけで最低限のGUIを備えるシステムをインストールできたが、近年ではCD1枚にそれらを収めるのが難しくなっている、というのも背景にあるようだ。

 代わりに、より大容量のDVDやBlu-rayイメージと、CD1枚や小容量のUSBメモリなどにも収まるネットインストール用の最小イメージに注力するという方針らしい。また、4GBのUSBメモリに収まるDVDイメージ(の1枚目)をすべてのアーキテクチャに向けて提供することになるという。

 そのほか、新たにクラウド向けのイメージやライブイメージなどの拡充も行う方針だという。

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