「iPhone 6s」販売に向け、各キャリアの動きが活発に

2015年9月14日 17:05

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

米アップルの人気スマートフォン(多機能携帯電話)「iphone(アイフォーン)6s」と「6sプラス」の国内販売が今月の25日に決定した

米アップルの人気スマートフォン(多機能携帯電話)「iphone(アイフォーン)6s」と「6sプラス」の国内販売が今月の25日に決定した[写真拡大]

 米アップルの人気スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)6s」と「6sプラス」の国内販売が今月の25日に決定したことを受けて、国内の携帯電話業界では各キャリアが顧客獲得に向けた動きをみせている。

 大手3キャリアであるNTTドコモ<9437>、au のKDDI<9433>、ソフトバンク<9984>は12日午後4時1分より、予約受付を開始した。このうちNTTドコモは10日午前、予約受付に先だって「予約の事前登録」を同日午後に開始するとの発表を行ったが、その3時間後には受付の延期を発表。さらに同日17日には「予約の事前登録を本日より開始させていただけるよう進めておりましたが、弊社側の準備が整わなかったため、見送りさせていただくこととなりました」と事前登録の中止を発表した。

 米アップルとの調整が難航したものとみられており、「予約の事前登録」を行うことで、他のキャリアに先行して顧客獲得をはかろうとしたが、結果、勇み足に終わる形となった。

 そしてauのKDDIは11日、月額料金が従来よりも1000円安い「スーパーカケホ」という料金定額プランを18日より開始するとの発表を行った。無料通話時間は1回5分間まで(5分以降は30秒20円)だが、月額料金は1700円となる。こちらも、「iphone 6s」と「6sプラス」の国内販売により想定される顧客獲得競争を見据えた施策であると思われる。

 さらにはソフトバンクも11日夜、「iPhone 6s」と「6sプラス」の販売価格を発表。新規契約または他のキャリアから乗り換える場合、2年契約で実質的な負担は「iPhone 6s」で月額648円から、「6sプラス」で月額1188円からとした。

 またauは、「iPhone 6s」「6sプラス」に機種変更すると、下取りに1万円分の「au WALLET」のポイントを加える「スーパー機種変更キャンペーン」を実施。キャンペーン期間は9月25日から12月31日まで。

 NTTドコモは、9月25日より将来の機種変更時に端末代金を割り引く「機種変更応援プログラム」を開始。利用料金は月額300円で、支払い期間は最大24ヶ月間(合計7200円)。開始時の対象端末は「iPhone 6s」「6sプラス」のみとなっているが、今後拡大させていくとしている。

 各キャリア、様々な施策により顧客獲得をはかろうとしているが、はたして抜きん出るのはどのキャリアなのか、25日の販売開始以降の動向に注目したい。(編集担当:滝川幸平)

■関連記事
格安スマホはやはり「品質」で劣る? 大手キャリアと通信速度に大きな差が
スマホの世界出荷、10.4%増に鈍化。IDCが予測
「寝る直前」まで利用されているメディアは「アレ」だった
カーナビはもう古い? 20代の3人に1人以上が「スマホで代用」
【電子部品業界の4~6月期決算】「スマホと自動車」に円安効果も出て、大手7社が好決算を記録

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事