AMD、Mini-ITXケースでも使えるハイエンドGPU「Radeon R9 Nano」発表

2015年8月31日 15:35

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 AMDがMini-ITX向けのケースでも利用可能なGPU「Radeon R9 Nano」を発表した(PC WatchArs TechnicaSlashdot)。

 R9 Nanoのリファレンスデザインではグラフィックボードの長さが6インチで、6.7インチ四方のMini-ITXマザーボードよりも小さい。そのため、小型ケースでも4K解像度に対応できるハイエンドなゲームマシンを構築できるようになる。

 コアは先行発表された「R9 Fury X」と同じ「Fiji」チップを採用。SP数は4,096基、テクスチャユニット数は256基、ROP数は64基で、4,096bit接続1GHz駆動のHBMを4GB搭載。R9 Fury Xとの違いはエンジンの最大クロックが1,050MHzから1,000MHzになった以外は共通だという。ただし、低電圧で動作する選別品を使用することによりTDPが劇的に下がっている。またこのおかげで冷却方式もR9 Fury Xの水冷から空冷に変更されている。実売価格はFury Xと同じ649ドル。

 ただし、省エネとは言ってもTypical Board Powerは175Wあり、動作にはPCI-E 8ピンの電源コネクタが1個必要なことから、Mini-ITXケースでもまともな電源とある程度の冷却環境が必要。また奥行きは短くても厚みは2スロットサイズある点も注意したいところ。

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