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AndroidのMediaServerで任意のコード実行が可能となる新たな脆弱性
headless 曰く、 メディア関連コンポーネントで次々に脆弱性が発見されているAndroidだが、攻撃者が任意のコードを実行可能となるMediaServerの新たな脆弱性が公表された(TrendMicro — Security Intelligence Blog、ITworld)。
この脆弱性はMediaServerのAudioEffectコンポーネントに存在し、コマンドデータと応答データのバッファーサイズが正しくチェックされないため、ヒープオーバーフローが発生するというもの。この脆弱性を悪用することで、MediaServerと同じ権限でのコード実行が可能となる。
Android 2.3~5.1.1に脆弱性が存在するとのことで、実質的には現在使われているAndroid端末のほぼすべてが影響を受けることになる。攻撃にはユーザーにアプリをインストールさせる必要があるようだが、脆弱性の悪用には特別なパーミッションを必要としない。そのため、無害に見えるアプリを使用した攻撃も可能だという。
TrendMicroは6月19日にAndroid Security Teamに脆弱性を報告。Android Security Teamでは8月1日にAndroid Open Source Project(ASOP)で修正版を公開している。なお、現在のところ実際の攻撃発生は確認されていないとのことだ。
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