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第8回・秘密のCコンテスト開催
insiderman 曰く、 The 8th Underhanded C Contest(第8回秘密のCコンテスト)なるコンテストが開催されるとのこと。
このコンテストは、読みやすく、明瞭で、可能な限り信頼できるように見えて実はこっそりと悪意のある処理を実行するというCコードを作成する、というもの。たとえばデータ処理の間にこっそりと投票数のカウント間違いを起こす、金融関連のトランザクションの間にこっそりとその金額を変更する、情報をこっそりと漏洩させる、といった物が例として挙げられている。
今年のテーマだが、下記のようなシナリオになっている。
偉大なアリス人民民主共和国と偉大なボブ人民民主主義共和国は核軍縮条約に合意し、お互いに核兵器に対する調査団を迎え、核兵器の破棄に向けて核弾頭中にあるプルトニウムなどの放射性物質を調査することになった。
理想的には、調査団はテスト対象をスキャンし、その放射線グラフやガンマ線スペクトラムを得るべきであるが、両国はこの方式については核兵器のプログラムや設計といった機密情報が漏れる可能性があるとして不満を持っていた。
そのため、両国はテスト対象となる弾頭のガンマ線スペクトラムと、リファレンスとなるスペクトラムを入力し、それらが一定のしきい値以下であれば1を、そうでなければ0を返すプログラムを作成し、これを利用して間接的に調査を行うということで同意した。
今回のコンテストのお題は、このプログラムを作成するというものだ。当然ながら作成されたプログラムは正しく動いているように見えるだけでなく、特定の条件では正しくない結果を意図的に返す必要がある。
コンテストのWebサイトでは入力するデータやコンテストでの評価方法などについての詳細も書かれているので、詳しくはそちらを参照のこと。なお、締め切りは11月15日。優勝者には賞金1000ドルが進呈されるとのこと。
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