コンピュータウイルスを作成するソフトを不正に保管した疑いで検挙

2015年8月15日 19:47

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記事提供元:スラド

 PCのストレージを勝手に暗号化して利用できなくした上で、復号のために金銭を要求するマルウェアの存在が知られているが、このようなマルウェアを作成するソフトを不正に保管していたとして18歳の少年が書類送検された(NHK)。ウイルス作成ソフトの保管容疑での立件は全国初という。

 この少年は以前出版社のサーバーにサイバー攻撃を仕掛けて乗っ取ったとして逮捕されていた。実際にこのマルウェアを数十人のパソコンに仕込んだことも認めているという。

 なお、この作成ソフトはビットコインで購入したとのことで、マルウェアに感染した際に表示される言語や要求する金額などを自由に設定できるという(読売新聞)。

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