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大卒生内定は60%前後、リクルートとマイナビが調査
内々定率の年度比較(マイナビの発表資料より)[写真拡大]
大学卒業生の8月1日現在の就職内定・内々定率は、60%前後に上ることが複数の大手就職支援会社の調べで分かった。
12日にリクルートキャリアが発表した「2015年8月1日時点 就職内定状況(2016年卒)」では内定率64.4%、同日マイナビが発表した「2016年卒マイナビ大学生就職内定率調査」では内々定率57.0%だった。
経団連が出している「採用選考に関する指針」では、8月1日を企業の選考開始時期と定めている一方で、それ以前に採用活動を開始している企業が多い実態が改めて浮き彫りとなった。
リクルートキャリアの調査では就職内定率は64.4%で、7月1日現在の49.6% に比べて14.8ポイント上昇した。前年同月の78.2%に比べると、13.8ポイント低かった。
マイナビは、7月末の内々定率を調べた。前月比12.8ポイント増の57.0%となったが、前年同月比10.2ポイント減だった。一方、平均内々定保有社数は前月比0.2社増の1.8社と、7月に入って複数社から内々定を獲得する学生が増えている。
マイナビの調査で、内々定保有者に「現時点で入社意思の最も高い企業」を聞き業種別に比較すると、「金融」が前月比3.2ポイント増の8.4%で大幅に増加している。従業員規模別では5,000人以上の企業が1.4ポイント増の11.5%となった。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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