セブン&アイ・ホールディングスとNEC、国内最大規模の EV・PHV 用充電インフラ

2015年8月6日 17:22

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 セブン&アイ・ホールディングスとNECは6日、全国45店舗の「イトーヨーカドー」「Ario」「そごう」「西武」に合計で3,380台の電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)用充電器を設置し、有料充電サービスを提供すると発表した。サービスは11月以降、充電器を設置完了した店舗から順次提供開始する。

 設置するのは壁掛け型普通充電器で、合わせて複数の充電器の利用者認証や課金管理、監視・制御などを一元的に行う壁掛け型充電コントローラも設置する。NECはセブン&アイ・ホールディングスから充電インフラを借用し、EV・PHV 利用者に有料充電サービスを提供する。

 この充電サービスは、国内自動車メーカー4 社が設立した合同会社日本充電サービス(本社:東京都港区)が発行する充電カードやセブン&アイ・ホールディングスの電子マネー「nanaco(ナナコ)」を用いた決済に対応する。

 EV・PHV 用充電器を導入する総合スーパーや百貨店は、利用者の滞在時間が長く、日常生活で頻繁に訪れる商業施設。今回の取り組みにより、施設の利便性向上・誘客強化を目指すと共に、立ち寄った先でこまめに充電する EV・PHV の利用スタイルの確立、環境配慮型の次世代自動車の普及促進による低炭素社会の実現に貢献したいとしている。(記事:町田光・記事一覧を見る

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