ニコン、24-70mm標準ズームレンズを発売 優れた描写性能のED非球面レンズを搭載

2015年8月5日 12:00

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「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」外観(写真:ニコン発表資料より)

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 ニコンは4日、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ対応の標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」を27日に発売すると発表した。価格は28万7,500円(税別)。

 同製品は、焦点距離24-70mm、開放F値2.8、約2.9倍の標準ズームレンズで、「NIKKOR」レンズ初となるED非球面レンズを採用している。ED非球面レンズとは、色にじみを効果的に低減するED(特殊低分散)ガラスを使用し、片面または両面に球面ではない曲面を持たせたレンズである。

 同レンズを使用することで、色収差、球面収差、ディストーション(歪曲収差)、コマ収差の各種収差を良好に補正し優れた描写性能が得られるという。また、EDガラスと非球面レンズの収差補正効果がED非球面レンズ1枚で得られるため、レンズの小型化にも貢献する。

 また、同製品にはED非球面レンズに加え、非球面レンズ、EDレンズ、高屈折率レンズ、ナノクリスタルコートを採用し、ゴーストや諸収差を抑え、画像周辺部までシャープな描写を可能としている。同社の従来製品である「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」に比べ、自然でやわらかいボケ味が楽しめるほか、手ブレ補正効果4.0段(CIPA規格準拠)のVR機構を新たに搭載している。

 主な仕様は、焦点距離が24-70mm、最大絞りがf/2.8、寸法が約88.0mm(最大径×154.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、質量が約1,070gである。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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