2015年第2四半期、携帯電話出荷台数の72.6%をスマートフォンが占める

2015年7月27日 13:59

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記事提供元:スラド

IDCのデータによると、2015年第2四半期の携帯電話出荷台数は4億6,460万台。このうちスマートフォンが72.6%を占めている(プレスリリースVentureBeatの記事)。

スマートフォンの出荷台数は昨年の同四半期から11.6%増加して3億3,720万台となり、四半期単位の出荷台数としては過去2番目に多いとのこと。一方、携帯電話全体の出荷台数は昨年の同四半期から0.4%減少している。

スマートフォンブランド上位5社の順位に変動はないものの、1位のSamsungは出荷台数・シェアともに減少。昨年の同四半期と比較して出荷台数は107万台減の7,320万台、シェアは3.1ポイント減の21.7%となった。2位のAppleは出荷台数が1,230万台増の4,750万台で、シェアは2.4ポイント増えて14.1%となっている。

(続く...)
3位以下は中国メーカー3社が続き、Huaweiが2,990万台(970万台増)で8.9%(2.2ポイント増)、Xiaomiが1,790万台(410万台増)で5.3%(0.7ポイント増)、Lenovoが1,620万台(40万台増)で4.8%(0.4ポイント減)となっている。ただし、Lenovoの増加分はMotorola Mobilityを買収したことによるものとみられ、Motorolaとの合計では出荷台数が810万台減、シェアは3.2ポイント減となる。

合計で3.5ポイント増の19%となった中国メーカー3社のシェアはAppleを上回っており、Samsungに迫る。VentureBeatはAndroidとiOSによる独占状態は当面続くものの、SamsungとAppleの2社独占状態は崩れつつあるとみる。IDCでは全世界で200以上のスマートフォンブランドの動向を追跡しているが、多くがエントリー~ミドルレンジの端末に集中しており、大半が販売する地域や国を絞り込んでいるという。今後はどうなっていくだろうか。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | 統計 | 携帯電話

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