オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発

2015年7月19日 20:22

印刷

記事提供元:スラド

米オレゴン州立大学(OSU)の研究者がベーコンの味がする海藻の新品種を開発したそうだ(ニュースリリースOSUのニュース記事Consumeristの記事)。

ベーコン味の海藻はダルスと呼ばれる紅藻の一種を品種改良したもの。ダルスはミネラルやビタミン、抗酸化物質に富み、乾燥状態で重量の16%のタンパク質を含むため、昔から食用にされている。新品種も通常のダルスと同様に食材として使用できるが、油をひいたフライパンで焼くと海藻ではなくベーコンの味に変わるのだという。ベーコンの風味も強いそうだ。

この品種は当初アワビ養殖の飼料としてOSUのハットフィールド海洋科学センターで作られたもので、商用規模での実用化にも成功し、特許も取得している。海藻は同センターの水槽では15年にわたって育て続けられていたが、経営学部のChuck Toombs氏が栄養価の高さに着目して食品開発を提案。焼くとベーコンの味になることは、食材としての研究過程で発見されたようだ。 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 変なモノ | サイエンス | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
世界初、ベーコン由来の燃料で走るバイク 2014年08月15日
ビル・ゲイツやTwitter創設者ら、本当に「鶏肉みたいな味」の肉代用食品に投資 2014年04月29日
ベーコンの焼ける匂いで起こす目覚ましアプリ 2014年03月10日
そのハンバーグには何が入っている? 2013年01月23日
食糧問題を解決する鍵は「昆虫」と「人工肉」 2012年08月08日
地中海にて 20 万歳の海草見つかる。世界最高齢記録を更新。 2012年02月09日
仙台市、津波被害地にて「石油を産生する”藻”」増殖の実証実験へ 2011年09月06日
日本人(の一部)は海藻を分解・栄養源とする腸内細菌を持っている 2010年04月09日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事