できの悪いユーザーインタフェースがあると、ユーザーはその利用を諦めてしまう

2015年7月11日 10:10

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 高齢者のWebサービス利用に関するエピソードを募集した結果についてがSlashdotで話題になっている。それによると、回答者の多くはWebサイト、とくにユーザーインタフェースに不満を持っていたそうだ。特に多かったのは、例えばグレー系の背景とグレー系の文字を組み合わせるなど、フォントと背景のコントラストの差が少ないものに対する不満だったという。

 また、隠しメニューや小さな逆さまの矢印といった曖昧なインターフェース要素についても不満があったという。マウスオーバーした場合にのみ表示されるインターフェイスやメニュー要素。クリックするのが困難なほど小さなボタン、デザインが変わったアイコン等々が上げられたようだ。とくに急なUIの変更は、旧バージョンのユーザーに多大な負担をかけるという。

 こうした場合、ユーザーは理解するまで再トライするのではなく、フラストレーションを溜めたままサービスの利用を諦めてしまうという。調査を行ったLauren Weinstein氏は、年齢とは無関係に「基本的な」インタフェースが多くのユーザーにより広く歓迎されることを痛感したとしている。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | 入力デバイス | インターネット

 関連ストーリー:
MicrosoftのUXデザイナー曰く、Metroはカジュアルユーザー向け、パワーユーザーはデスクトップ画面を使え 2014年02月22日
「保存」ボタンのアイコンといえばフロッピーディスクという時代は終わりつつある? 2013年04月10日
その実物はすでに存在しない「高齢者」アイコンたち 2012年05月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事