IHI、中国に現地企業と農機事業の合弁会社を設立

2015年7月2日 13:50

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コーンピッカーテスト機(IHIの発表資料より)

コーンピッカーテスト機(IHIの発表資料より)[写真拡大]

 IHIは1日、中国遼寧省の大手企業である遠大企業集団(遠大)と農機事業の合弁会社設立について6月26日に合弁契約書に調印したと発表した。

 今回IHIグループと、中国での農機事業への参入を企図していた遠大の戦略が合致し、成長が続く中国市場において高品質の農機を提供することを目的に合弁事業を開始することにした。合弁事業では、遼寧省を含む東北三省で、現在急速に市場が拡大しているコーン収穫機に着目し、IHIスターとIHIシバウラが中国市場向けに共同開発したコーンピッカーを投入する。

 合弁会社は、名称は「遠大石川島農機(瀋陽)有限公司」で、本社所在地は中国遼寧省瀋陽市。7月下旬に設立予定で、8月から工場稼働する予定である。資本金は1億5000万元、出資比率は遠大51%、IHI49%。事業内容は、中国国内におけるコーンピッカー、農業用トラクタの製造・販売。

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