中国企業、Wi-Fiルーターの「妊婦モード」で論争

2015年6月30日 21:20

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記事提供元:スラド

中国のQihoo 360(奇虎360)が発表したWi-Fiルーターの最新バージョンに「妊婦モード」が搭載されたことから、Xiaomiとの間で論争が起こっているそうだ(South China Morning Postの記事The Guardianの記事BBC Newsの記事)。

妊婦モードはWi-Fi出力を絞ることにより、有害な可能性のある電波から妊婦を保護するというもの。これに対してXiaomiでは、妊婦モードはマーケティング戦略に過ぎないとし、ビジネスのために不安を煽るような手法を批判している。

また、Wi-Fiの使用は安全なので、XiaomiのWi-Fiルーターを安心して使用してほしいとも述べたという。Qihoo側もWi-Fiの電波による妊婦や子供への影響は確認されていないことを認識しているようで、不安を感じる人に選択肢を与えるためのものだと説明。ただし、デマを広めるような意図はないとしているとのことだ。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | 通信 | 変なモノ | 携帯通信 | 中国

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